2020年10月25日(No.14)
「偉人の名言から学ぶ投資の心得-その3-」
古今東西の偉人の名言は大変投資の参考になります。今回はその中から一挙に6つご紹介します。
◇ ◇ ◇
◎ ジョージ・バーナード・ショー:アイルランドの文学者 1856~1950年
できる者は実行する。できない者が教える。
(He who can, does. He who cannot, teaches.)
世の中に資産運用のアドバイスを職業にしている人は多いと思います。しかし、その人が本当に優れているのなら、他人に教える必要はないはずです。
◎ ウォーレン・バフェット:アメリカの投資家 1930~
歯医者の様な分野のフルタイムの専門家だったら、素人を大いに助けてくれます。しかし、概して資産運用の専門家は、お金のために何も役立ちません。
(Full-time professionals in other fields, let’s say dentists, brings a lot to the layman. But in aggregate, people get nothing for their money from professional money managers.)
資産運用の分野では、プロもアマも余り成果に差は無いようです。ただ、失敗した時の言い訳はプロには敵いません。
◎ ジョン・メイナード・ケインズ:イギリスの経済学者 1883~1946年
株式市場で起きている事など理解しようとしてはなりません。自分の理解できるビジネスを探し、それに集中することです。
(Don’t try and figure out what the market is doing. Figure out a business you understand and concentrate.)
テレビや新聞では、毎日株式や為替市場を解説しています。しかし、それらの滑ったの転んだのを気にする必要はありません。大切なのは、自分の理解できるビジネスを見つけてそれに集中することです。
◎ エイブラハム・リンカーン:アメリカ合衆国第16代大統領 1809~1865年
大抵の人は自分が決めた分だけ幸せになれる。
(Most folks are about as happy as they make up their minds to be.)
資産運用も自分で投資先を決めないと成功しても達成感が沸きません。ロボアドも含めてアドバイザーからの提案は参考程度で充分です。
◎ 秋元 康:日本の音楽プロデューサー、作詞家 1958~
記憶に残る幕の内弁当はない。
国際分散投資を奨める資産運用アドバイザーが山ほどいます。しかしながら、そのポートフォリオは、おかずの種類が多い幕の内弁当のようなものです。とりあえず揃っていて空腹も満たせますが、余り人生に意味のあるものではありません。
◎ レオナルド・ダ・ヴィンチ:イタリアの芸術家 1452~1519年
シンプルさは究極の洗練である。
(Simplicity is the ultimate sophistication.)
私の経験で言えば、株式のポートフォリオも組入れ銘柄を絞り込むほど、美しく見えます。